健康にいいこと！有機オリーブオイル
有機農業って何のこと？
有機農業とは全般的な自然規範を基に作られる生産物のことではなく、欧州経済共同体が制定した有機農業会社が必ず遵守しなければならない法律（欧州経済共同体法規2092/91-欧州経済共同体法規834/07）によって整えられた完全なシステムのことです。
有機農業は一つの技法であり、条件であり、更生不可能とされる土、空気、水、環境といった資源の遵守を義務として農業会社を経営、管理することをいいます。
有機農業は合成化学肥料、除草剤、殺虫剤、着色料、保存料、ホルモン、遺伝子組み換え物を使用しない農法です。有機農業は汚染を避け、水、エネルギーの消費削減を進めながら領土と環境のためを考えてできる許容範囲内での生産方法を意味します。
専門家スタッフが、季節毎のサイクルにあわせて手作業で、必要な農栽培作業をします。有機生産物の最大の経費は、それに関わる全ての作業に多くの投資が必要なのです。
なぜ有機栽培なの？
エクストラバージンオイルの多くの栄養素は私たちの健康にとってとてもいいものです。農業協約内で使用可能とされる化学成分を避けて果実油を搾油することは非常に重要なことであり、本来ある天然の有機物、無機物を用いて、私たちが摂取する食物に不要な化学成分が届かないようにするための有機栽培なのです。
有機農産物といえるのは
・化学成分の残留物が無い。
・農薬、殺虫剤、遺伝子組み換えを使用しない。
・本来ある天然の有機物、無機物を用いた
農業方法を使用している。
つまり有機農法は第一に私たちの健康維持または
増進のためのものであり、第二に次世代の農業を
支え将来の安全で清潔な農地環境を守るためにも
大切なことなのです。
健康によい、エクストラバージンオリーブオイルとは？
エクストラバージンオイルが健康に良いということは既に古代ギリシャ時代から、よく知られています。種から搾油される一般的な油と比べて、エクストラバージンオイルの大部分は抗酸化物質と特殊な微小分子で構成されています。また日々の食事の中で摂取することができる非常に貴重なものです。
有機オリーブオイルのよくある質問
- Q.01 植物油って何から取れるの？
- Q.02 エクストラバージンオリーブオイルって果実から抽出される油のこと？
- Q.03 なぜエクストラバージンオリーブオイルが上質って言えるの？
- Q.04 エクストラバージンオイルって“一番搾り”のことだと思っていたけど、そうではないの？何か定義でもあるの？
- Q.05 化学検査での酸性度のことを、もっと詳しく知りたいのですが。
- Q.06 エクストラバージンオリーブオイルは調味料なの？
- Q.07 数多く販売されているオリーブオイルを購入する時の、クオリティーの目安は？
- Q.08 オリーブオイルの色は品質を選ぶ時に重要な判断材料の１つなの？
- Q.09 オイルの抽出は伝統的システムそれとも最新式システム、どちらが良いの？
- Q.10 フィルターをかけたオイルは何が違うの？
- Q.11 オリーブオイルの保存期間は？
- Q.12 オリーブオイルの容器の開封後の賞味期限の目安は？
- Q.13 ポリフェノールって何ですか？
- Q.14 エクストラバージンオイルに適した容器とは？
- Q.15 オリーブオイルのガラス容器を再利用したいのですが、何で洗浄すれば良いですか？
Q.01 植物油って何から取れるの？
A. 植物油は２つの種類に分けられます。１）植物の種から抽出される油
２）植物の果実から抽出される油
Q.02 エクストラバージンオイルって果実から抽出される油のこと？
A. そのとおり！オイルではあるけれど言ってみればオリーブの果実から搾った上質の生ジュースみたいなもの。Q.03 なぜエクストラバージンオリーブオイルが上質って言えるの？
A. 厳しい法律の基にオリーブの実から搾られるオイルだけに付けることが許される名称が「エクストラバージンオリーブオイル」だからです。Q.04 エクストラバージンオイルって“一番搾り”のことだと思っていたけど、そうではないの？何か定義でもあるの？
A. イタリアでは、通常“一番搾り”というような表現はしません。なぜなら、エクストラバージンオリーブオイルの二番搾りは存在しないからです。“エクストラ”は特別。“バージン”つまり自然のまま、人の手の加えられないと言う意味で実際に人の手によって何か加えても何か取り去ってもならず唯一、可能なことは収穫後、オリーブの実を洗浄する際に水を使用すること、搾ったオイルに任意でフィルターをかけても良いことのみ。エクストラバージンオイルの定義は“最高級レベルのオリーブオイルはオリーブの果実から機械製法のみにより直接抽出したもので複数の専門鑑定士たちによる嗅覚、味覚テスト（名称：パネルテスト）において特色のあるフルーティーな香りが感知され、また品質の欠陥、悪化が感知されず、酸性度も無く、その上、化学的検査によっても酸性度０．８％以下であること。”このような判断基準が遵守されていなければならないのです。Q.05 化学検査での酸性度の事を、もっと詳しく知りたいのですが。
A. オリーブから取れるオイルの明白な変質、悪化は多くの場合、研究室での検査で脂肪酸、オレイン酸に含まれている酸性度のパーセントで判断されます。エクストラバージンオイルの限度基準値は０．８％以下とされていますが一般的に上質とされるエクストラバージンオイルの基準は０．１〜０．４パーセントの間とされています。 A. 調味料と言うよりはエクストラバージンオイルを使うことで料理の香りと味と栄養素がより豊かに引き立つ食物の１つです。つまり料理の下ごしらえから煮物、焼き物、揚げ物、和え物、デザートにまで幅広く使えます。またエクストラバージンオイルの持つ豊かな栄養素は私たちの健康にとても役立ちます。Q.07 数多く販売されているオリーブオイルを購入する時の、クオリティーの目安は？
A. 購入時に着目して頂きたいのはラベルの名称が“エクストラバージンオリーブオイル‐Olio Extravergine di oliva”となっているか“バージンオリーブオイル‐Olio Vergine di oliva”か“オリーブオイル-Olio di oliva”となっているかです。最上級ランクのオリーブオイルの名称は“エクストラバージンオリーブオイル‐Olio Extravergine di oliva”と必ず記載されています。それから、選んで頂きたいのはオイルが黒めのガラス容器に入っていることです。
他の事項として、容器もしくはラベル上に次の名称と認証番号が記載されていれば法律に基づいて公的機関から記載内容の認証を受けた保証の印ですので、尚一層の安全性が証明付けられます。なぜなら共通の唯一、違いが区別できる商標だからです。
DOP（原産地保護名称‐DENOMINAZIONE D’ORIGINE PROTETTA）
IGP（原産地保護表示‐INDICAZIONE GEOGRAFICA PROTETTA）
BIO（有機農法認証‐AGURICOLTURA BIOLOGICA）
日本においては有機JAS（日本農林規格が世界標準規格に準拠した規格）
Q.08 オリーブオイルの色は品質を選ぶ時に重要な判断材料の１つなの？
A. オリーブオイルの色は品質の判断材料にはなりません。なぜなら品種の違い、つまり自然の色素（葉緑素、カロチノイドなど）の違いによって影響を受け黄色または緑色の傾向になるからです。Q.09 オイルの抽出は伝統的システムそれとも最新式システム、どちらが良いの？
A. どちらのシステムでも極上品を抽出することは可能です。ただし伝統的システムが品質を落とすのを避けるのには数多くの難しい点があって、その点に批判が寄せられていることも現実です。最新の連続式システムはオイル抽出の効率が良く、衛生的にも清潔でオイルの製品としても最上級レベルになります。 A. 一定期間保存する場合、オリーブオイルの品質維持に影響が出てきます。抽出したばかりのオイルは自然微粒子の発生のために濁りが現れてきます。これはオリーブオイルの性質上の特徴で、それ自体は悪いことではありません。月日の経過と共に、その微粒子は沈んでいき、取り除かなければならない沈殿物になります。沈殿物はオイルの劣化を早めるからです。それゆえに、もしオリーブオイルを瓶詰にして長期保存するならばフィルタ−がけはオリーブオイルの品質を長く維持させるために重要なことです。フィルタ−がけをしてないオリーブオイルを良い状態で保存するためには、オイルを他の容器に移し替えて沈殿物から離すことです。 A. オイル保存に適した条件のもとで16ヶ月から18ヶ月以内に賞味して頂くのが一番望ましい状態です。保存の過程で葉緑素の酸化によって緑色から黄色の傾向が強くなり、芳香成分の低下によりフルーティーな香りが少なくなり、ポリフェノール等の成分が減少し舌の奥で感じる辛味、苦味の特徴が失せていきますが、これは自然なことです。また、弊社でも、イタリアから輸入する際は、短時間で輸送できる空輸便を利用し、オリーブオイルの劣化を遅らせるために適正温度に保たれた芦屋の貯蔵庫で管理しています。 A. 開封後、使用する度に、きっちり栓をして日光の当たらない、温度の上がらない涼しい所で保管し早めに使いきって下さい。絶対に冷凍、冷蔵庫には保存しないで下さい。低温保存したオリーブオイルは常温に戻った時点から急速に劣化を始めます。普通イタリアでは1ヶ月〜遅くとも2ヶ月以内で使いきる大きさの容器を購入するのが良いとされています。今回、日本の皆様の為に、保存管理が極度に悪い状態でない限り劣化する前に使い切って頂ける１００ｍｌと２５０ｍｌの2種類を特別にご用意致しました。
青草を刈入れた時のような香りがあり、独特の辛味、苦味を感じる栄養素が豊富に詰まっているうちに是非ご賞味下さい。 A エクストラバージンオイルを口の中に入れた時に舌の奥で感じるあの辛味、苦味は正にポリフェノールが存在している証拠です。一般的には抗酸化力が強い植物成分のことを指します。ポリフェノールはオリーブオイル自体の酸化、劣化を防ぎます。ただしエクストラバージンオリーブオイルはサプリメントでも薬でもありません。食事の中でおいしく味わって頂く食物の一つです。 A. エクストラバージンオイルに適した容器は黒めのガラス容器か酸化しないステンレスの容器です。理由は光を避けることによってオイルが持っている有能な栄養分を守るためです。 A. オイルの容器は完璧に清潔にする必要があります。 容器の底に付いた残留物や匂いを洗浄して清潔にするためには熱いお湯と 炭酸ソーダを使って洗浄するか無臭の洗剤で洗浄することをお勧めします。
